グアテマラはヒミツ

グアテマラでの日々あれこれ、悲喜こもごも。

Mermelada de fresa いちごジャム

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Mermelada de fresa いちごじゃむ ©Tom
いちごがとても安く手に入りました。1.3㎏(ヘタ付き)が日本円で130円ほど。久しぶりにいちごジャムを作ることにしました。

グアテマラ事情・いちご

グアテマラにおいて、 いちごは土壌で栽培されているようです(実際の栽培現場を見ていないため不確かですが)。土壌由来の菌・ウイルスによる食中毒の発生を防ぐためにも、家庭レベルで食べる前にはよく水で洗い、次亜塩素酸ナトリウムの希釈水を用いて消毒すること、その後は殺菌済みの水で洗い流す、水をしっかりと切ることが推奨されています。まるで、日本の大量調理現場のよう。
また、以前、グアテマラにおいてジャム作り講習を受けた方からその作り方を教えてもらったことを思い出しました。はじめての水を加えて作る方法でした。「水」を巡って、様々な問題があることもあり、果物と砂糖のみで作る方法を採用したらいいのではないか、とモヤモヤ。そんなこともありました。

今回は、甘さ控え目・食べれるいちごジャムにしました。

材料

・いちご  1㎏(ヘタなし)
・上白糖  300g~
・レモン汁 大さじ1~

作り方

1)いちごのヘタを取り、よく水で洗い、ザルにあげて水を切る。※上記の理由から、次亜塩素酸ナトリウム希釈液を用いて消毒まで、行いました。
2)いちごを鍋にいれ、上白糖をいれ、よく絡める。いちごから水分が出てくるまで1時間ほど置く。
3)いちごから水分がでたら、中火にかけて煮詰めていく。その間、適宜混ぜながら、アクを取る。
4)好みの濃度になってきた時点でレモン汁を加え、また少々煮詰める。
5)火を止め、いちごジャムが熱いうちに煮沸消毒済みの瓶に詰める。
※瓶詰後、常温に戻った後、冷蔵庫に入れて保存することにしました。糖度が低いため、長期保存には向きません。冷蔵保存で短期間で食べきろうと思います。

いただきます

実は、今回、私はレモン汁を多く(大さじ1以上)入れすぎてしまいました。なんだか後味に酸味が強く残るいちごジャムに…。粘度・香り・甘味の感じは好みに仕上がったので、唯一の残念ポイントです。フレンチトーストにかけてみました。甘さ控えめなので、たっぷりかけれます。

メルカドにて ~コバン市~

メルカド(Mercado:市場)には、食料品や日用品がところ狭しと並び、生活に必要なものが売られています。食料品として、にんじん・たまねぎ・じゃがいも・トマト・パクチー・レモン・各種葉物野菜・果物がどこのメルカドにも売られている印象です。その中で「これは、何だろう?」と思わせる、私にとって不思議な食べものに出会います。そんな、ちょっと(私にとって)不思議な食べものを紹介します。

マサパン・フリート

コバン市内のメルカド内にて1切れQ1.00で売られていました。揚げたタイミングを聞くと「ついさっき」と。売り場の後ろにマサパンを処理している男性と油がくつくつしている鍋が見えたため購入することに。
※グアテマラでは、揚げ油を2度3度と繰り返し使われることがしばしば。胃腸が弱い方や気にされる方は要確認です。

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Masapan マサパン ©Tom

塩をまぶしていただきます。表面また表面から数ミリ内部もカリカリで、中はしっとり。ほんのりした甘味があり、なんだか、かりんとうが思い出されました。おいしかったです。

実はマサパン・フリートを購入する前に、調理前のマサパンを買おうか迷っていました。マサパンはちょっと表面が緑色の果物です。写真は次の機会に撮ります。セニョ(Seño:女性)より揚げると教えてもらいましたが、うまく想像できずにいました。その時点で買わずにおいて良かったです。なみなみと食用油は使えない…。

グアテマラ東部地域でも食べられる場所があるとのことで、また出会いたい味です。

Chile Escabeche チレ・エスカベッチェ

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Chile Escabeche ©Tom
グアテマラには、Chile(チレ・日本でいう唐辛子)を使ったソースが何種類も存在します。今回つくりました、Chile escabecheにはChile jalapeño (チレハラペーニョ)が入っています。ホームステイ先のお母さんに材料・作り方を教えてもらい、その後、分量等を好みに調整し、作っています。

材料

・にんじん  2本(中くらい)
・たまねぎ  1個(中くらい)
・ブロッコリーまたはカリフラワー 1個
・にんにく  3かけ(お好みで)
・チレハラペーニョ 6個
・ローリエ  1枚
・タイム   お好みで
・オリーブ油 大さじ3
・酢     1カップ
・食塩    お好みで 
・水     1/2カップ

作り方

①にんじん・ハラペーニョは輪切り、たまねぎはざく切り、にんにくは縦半分に切り、ブロッコリーは子房に分ける。
②適当な鍋またはフライパンにオリーブ油をしき、にんにくを入れ、弱火にかける。
③にんにくの香りがたってきたところに、にんじん・たまねぎを入れ、しんなりするまで加熱する。
④しんなりしたところにブロッコリー・ハラペーニョを入れひと混ぜし、ローリエ・タイム・穀物酢・水・食塩・を加えて蓋をし、加熱を続ける。
⑤食材に火が通った状況で味見をし、塩味が不足しているときは食塩を加え、味を調える。

※常温まで温度が下がったのち、タッパー等の容器に入れ冷蔵庫で保存する。

いただきます

時間を置くと味がしみて、おいしいです。
卵料理にかけたり、トルティージャに載せたりして食べています。
辛さはハラペーニョの持つ辛さに依存するため、辛味がより欲しい場合はハラペーニョの使用量を増やしてください。

Almíbar de melocotón もものシロップ漬け

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Almíbar de melocotón もものシロップ漬け ©Tom

グアテマラでは白桃・黄桃が収穫されますが、日本で流通している桃のサイズよりもの1/3くらいの大きさで、ころころとしていて可愛いです。桃1個の価格は日本円で7~15円ほど。ホームステイ先の母が作ってくれた、もものシロップ漬けを再現しました。今回は、友だちに分けてもらったリマ(柑橘系の果物)の葉も入れてみました。


材料

・黄桃(小)     12個
・砂糖        大さじ4~(お好みで)
・シナモン      1片
・リマの葉(乾燥)  2枚
・水         桃が完全に浸らない程度

作り方

①桃の皮をむき、半分に切る。
(種はとらなくてもOK、食べるときに簡単に種が外れます)
②鍋に①の桃をいれ、砂糖をまぶす。桃から水分が出てきたところで水を加える。水の量は桃が完全に浸らない程度。
③シナモン・リマの葉を鍋に入れる。
④鍋に蓋をし、桃がやわらかくなるまで20~30分程度ぐつぐつと煮る。
⑤味見をし、甘味が不足しているときは砂糖を加える。
⑥常温まで温度が下がった後、冷蔵庫へ入れて保存する。
*1~2週間はおいしく食べられるかと思います。


できあがり

今回は作ってから2日後ほど置いた後に食べました。酸味と甘さのバランス、風味も良く作れていました。砂糖の量はお好みです。シナモンやリマの葉抜きでも作れます。
グアテマラで家庭で作られる甘味ものはシナモンが入っていることが多いです。難点は、とてもとても甘いこと…。砂糖の量などを調整しつつ再現料理をしていきたいと思います。